◆前途多難の(?)家造り物語◆

出会いが遅かったため残念ながらこの方(Tさん)はYume-Houseをご利用頂いた方ではありません。
といっても別に「Yume-Houseを利用しないとこうなります」というネタではありませんのであしからず。
このコーナーが始まった時点で、もうある程度進行していますが、まだ家が完成したわけではありません。ですから結果はどうな るかわかりません。
このうす緑色の背景の部分は私(前田)のコメントです。それ以外の文章や画像はこの家造りの施主の奥様の作品です。レイアウ トなどはこちらでしています。
このページについては文章、画像のコピーや引用を無断ですることをお断りします。
このコーナーに対するご意見、質問などは気軽にお問い合わせ下さい。
さあどんなこ とになりますやら・・・。大体週1回のペースで更新していく予定です。楽しみにして下さいね。

場所は・・・一応非公開なんですけ どヒント:「あ、ここにもブックオフがある、ちょっと寄ってみるか・・・あれ?ここ古本じゃないぞ、なら出よう。ん!こんな所に 建築中の家が・・・しかも2軒別の会社が。1つはLLB・・・センダハウスさんか、もう1つは???」

序章「家を買おう」
2004年も暮れ、主人の実家の熊本に帰省し ている時だった。
「来年1年は家を買う準備をして再来年早々に家を買おう」と主人がつぶやいた。
その年は、4人目の子供が産まれ、6人家族には今の賃貸マンションでは狭すぎるという事と、 主人が2年契約で入った会社の正式な社員になったということで宮崎に家を持とうと決めたようだった。
 主人は熊本出身で、たまたま宮崎に仕事で来てる時に知り合った。
私は大阪出身で9歳から宮崎に住んでいる。短大は京都でそのまま京都に10年ほど住んでいた。
こちらに帰省して3年くらいで主人と知り合い、その後2年半程熊本に住んでいた。
私は家が欲しいと思った事はなく、一生賃貸でも構わないと思っていたくらいだ。
主人の仕事も契約制で熊本と宮崎とどちらを本拠地にするかも決まってない状態だった頃もあったので、 一戸建てなんかは到底無理だろうと、頭から範疇にはなかった。でも、さすがに子供を4人持って マンションでは無理だな…とは思い始めていた。1戸建てを借りるくらいなら、買ってしまって 財産にした方がよいのは間違いない事だと思ったので「家かぁ…」と漠然ではあるけど期待感が 沸々と湧いてきた1日だった。しかしこの次点ではあくまで主人は「家を買う」つもりだった。
私の期待感の中には「家を造っていきたい」という項目も含まれていたので、この後、 主人と壮絶なる(?)バトルが繰り広げられる事になろうとは、思いもしなかった。

1章「地鎮祭」

 我が家の家造りの順を追って綴ろうと思っていたのだが、いきなり地鎮祭の話をしたいと思う。 苦節1年、やっとの思いで辿り着いた地鎮祭。歩んできた道を振り返ると…

2004年
12月
家が ほしいなーー
2005年
2月
家探し 、土地探し、業者探し開始
8月
土地購入
9月
業者決定
12月
図面決定
2006年
3月
地鎮祭

なぜこんなに時間がかかったのか…
素人が暗中模索の中こだわりだけを持ちだすと、本当にあっという間に時が経ってしまった。
こだわりの例をあげると…

土地に関しては…
●私が車に乗らないので買物が便利な場所。それに伴い幼稚園と実家が近い場所。
●60坪以上は欲しい、もちろん安くで。
●風水上の方角、環境などもこだわった。
建物に関しては…
●家相にこだわりたい
●子供部屋をどうするか?
●収納をどうするか?(収納が多いのは良い事か?)
●設備へのこだわり
●薪ストーブ設置に関しての問題点

などなど。ひとつひとつクリヤーしていくうちにこんなに時間がかかってしまった。
だからこの日をどんなに待っていたか。

 神様に心より我が家の繁栄をお祈りして滞りなく地鎮祭は終了した…と言いたいが 2歳になる子供が愚図って大変だった。母が子守りをしとこうか?と言ってくれたのだが せっかくだから神様に家族みんなで挨拶したかった。神様に思いは伝わったかな?
なにはともあれ、嬉しい1日だった。

ちょっとこのスペースだと画像の字がきれいに出ないのでサムネイル(というほど小さくないけど)にしました。画像をクリック↑で元のサイズで見れますからね。
さて、いよいよ、というよりいきなり地鎮祭の場面です。構成がプロっぽいですねー(ねたみ?)
風水、家相、変わったところでは薪ストーブなんて気になるキーワードがいくつか出てきました。
風水と家相は近々「知識」のコーナーでアップする予定ですが、基本的に「知らないふりして避けて通りたい」タイプなのですが (鬼門など基本的なことは当然チェックしますが)真剣に考える方が増えている昨今です。どういう取り組みになるのか興味深い ですね。(前田)

2章「動かない主人と策略」

 2005年、年明け早々、私は動いた。不動産屋の中古住宅情報、地元ビルダー探し、ハウスメーカーの資料集め… まだ、中古住宅にするか、建売りにするか、注文住宅にするか、まるで決まってなかったが、良い物件が手頃な 金額であれば中古でもいいかなと、思ってた。それと、家を建てると決まったら、まずはモデルルームめぐりから 始まるケースが多いと思うが、私は最初からまずは現実的な家を参考にしたかった。人が生活していた家、もしくは 生活している家。私の頭の中には新築のイメージもあったので、ネットを通じて問い合わせた地元ビルダーとも メールで家造りについて相談をしていたりした。もちろん中古、土地も並行して探していたので不動産屋とも 色々相談をしていた。地元ビルダーの営業マンが是非私たちの建てた家を見て下さいということで2件程見学に行った。 実際に人が住んで生活している家こそ見る価値があると思うし、住んでる人の顔で満足してるか不満があるのかもある 程度わかると思う。営業マンの2人も実は社長さんの娘夫婦でかなりフレンドリーになり、 (昼食に焼肉までおごってもらい)訪れた家も申し分なく私の心はここの工務店に、造ってもらいたいと、 かなり心が揺れていた。
 ここまでは私が1人でやったことだ。「家を買おう」と言った本人はまるで興味のない様子。 それに私がここまでどんどん先に進んだら主人は面白いわけがない。だからすべて秘密だった。 この頃からはやり新築したいとの願望が強くなってきたので主人をどうやって私の意中のままにするかの 策略を錬るようになった。ともかくは主人をその気にさせなくてはならない。家のパンフレットを目立つ所に置いてみたり オープンはウスのチラシをばらまいてみたり…う〜ん、効果はゼロ。一体どうなってるの?

このあたりは興味深いですね。家造りでおもしろくもあり難しいのは、本人達にとっても施工者側にとっても「夫婦間の思惑の違 い」です。それぞれの考えをいかにまとめるか(まとまるか)が大きな問題で、初期の段階でそれをクリアできないと、計画その ものが始まりません。
夫婦のどちらかはすぐ建てたくて、もう一方はその気が無いということはわりと多くて、そういう場合いかにその気が無い方を建 てたい気持ちにさせるか、あるいは両方建てたいけど構想が全然違う場合にどうするかなど、営業マンの腕の見せ所ですが、結局 のところ「入り込めない夫婦の世界」ですから、徒労に終わることは多いですね。
さて、こちらのケースではあくまで奥様の目線なので、ご主人の考えはあまり見えていません。いずれ登場して頂けるといいです ね。とりあえず奥さんの味方になって先を見守ってみましょうか・・・。

ちなみにこのコーナー、現在はもう工事中(建築)です。進行に追いつくまでは1週に2章ペースで更新していこうと思います。リ アルタイムの方がおもしろいですからね、いつおいつくかわかりませんが。(前田)

 

3章「中古巡り」

 なかなか動かなかった主人が近くで中古のオープンハウスをやってるから見に行こうと誘ってくれた。 その前に中古物件を1件私が無理矢理連れて行ったケースはあるのだが主人の方から言ってくれたのははじめてだった。 ここが、今後の家造りの大きな転機となった。 場所は公園やスーパーが近くにあり申し分なかったが築35年というのが気になった。 10年前にリフォームはしているとの事で中はとてもきれいだった。ただ間取りがかなり使いにくそうだった。 70坪の土地に40坪の家なので広さ的にはまあまあだったがダイニング、リビング、ニ間続きの和室に広縁と 完全に部屋が分離して使い勝手は悪そうだった。ニ間続きの和室は子供と暴れるには絶好の空間だが普段、 集まるのは居間だし、その居間が8帖程度では子供が大きくなったら満員だ。ダイニングでは家族揃っての食事は 無理そうだし、全てが中途半端な広さだった。トイレも和式。ちょっと考えてしまった。丁度、私の実家みたいな感じ だった。しかし、営業マンはかなり熱心で、主人もその気になったいた。営業マンはどう説得したのか?
 実はその場所はかなり土地値段の高い場所だった。家の値段は400万程であとは土地の値段だった。 資産価値を強調してきたのだ。建物(家)なんて二足三文、子供が小さいうちはすぐ痛むし無駄だ、と言う説明だった。 子供が独立後に土地を売って、夫婦で住む立派な家を建てればいいんですよ、と言う事を一生懸命言っていた。 決して口のうまい営業マンではなかったが、その一生懸命さに主人は心を打たれたようで、あと200万安くしくれでば 考えると、返事をしてしまったのだ!!値引き交渉はすんなりいき、ついには印鑑を持って会社まで来て下さいと言う話に なってしまった。私は主人に言った。「イヤだ」と。しばらくバトルが繰り広げられケンカしたまま寝たのを覚えてる。
 何の為の家?資産価値の為の家?あの家で夢と希望を持って暮らせる?子供の小さいうちは家なんて二足三文?? 子供が小さく、良い環境で子育てしたいが為の家なんでしょうが!その営業マンには子供がいないと聞いていたので、 私の気持ちがわからないのも仕方ないとも思ったが、私には女のくだらない夢の為の家なんて意味がない、と言われている ようでくやしかった。
 何かの時に、その営業マンに主人が女房にも夢があるみたいで…奥さんもそうじゃないですか?と尋ねた時「うちの嫁も 資産価値を重視するので…」と言ってきた。申し訳ないけど「あなた方にはお子様がいらしゃらないのでしょう?」と 思わず言ってしまった。決して言いたくなかった言葉だったがあまりにも私の意見を無視した営業だったのでだんだん 腹が立ってきた。主人も雰囲気を悟ったのか、うまく断ってくれた(当たり前だ!!)
 その後も何件か中古を見学した。そのうち新築物件も、ということでハウスメーカーの建売りを見学した。 こじんまりした家だったが今まで中古を見てきたせいか素晴らしく綺麗で今っぽく見えた。

おもしろい、と言ってはいけませんが、エキサイティングな場面です。
それにしてもリフォームしているとはいえ、築35年で建物400万円の評価は高いですね(見てないですから断言できないですけど) こういう不動産業者の言葉って、どうしたって素人の方にとっては「そうだろうな〜」と思ってしまいますよね。理由はともかく ここでNOを出せたことには拍手です。
ここのポイントとして、奥さんの考えはわかるのですがご主人の立場で考えると、社会的にというか、常日頃個人を捨ててビジネ スを全面に出して思考しなければいけない習慣の中に置かれていると、なかなか奥様の意向を汲んでということはできないもので すが、そこでこの決断は素晴らしいです。それとも奥さん強すぎ?(ウソです・・・)

4章「策略の結果」

 主人は完全にハウスメーカーの家に魅了されてしまった。極端なのだ。築35年かと思うとハウスメーカー、中庸はないのか! と思った。
 ハウスメーカーの家は決して悪いもんではないが予算がかかりすぎる。それだったらその分の予算を別のこだわりに回したいし 、そうしたって、おつりがくる。しかし、計画的かつ慎重な主人と今まで見てきた家を表にし項目をいくつか並べ客観的に2人で採 点した結果ハウスメーカーの家が一番点数が高かった。要は新築と言う事で決定したのだか主人はあくまでハウスメーカーにこだ わっていた。
 さあ、ここで策略の出番だ。まずはプレハブの家と従来の工法の家と見た目はそんなに大差がない事を主張せねば…と、考えた 。そこで既に仲良くなっていた地元ビルダーの人に頼んで、あたかも初めて会うような顔をして、いくつか主人に家を見せて下さ いと頼んだ。私はすでにそこのビルダーが造った家を見ていたので主人はきっと気に入ると確信していた。
結果、見事大成功だった。最初はイヤそうな顔をしていた主人が1件目の家、2件目の家、凝った作りの3件目の家を見学したと きはすっかり、そこのビルダーの家の虜になっていた。営業マンの娘さんご夫妻が本当に良い方でその人柄にもすっかり惹かれた ようだった。
 そしてやっと従来工法で注文住宅ということが決定づけられた。正直な私の気持ちは「やっとここまで漕ぎ着けた」だった。 そう、やっと「家を買う」から「家を造ろう」と、かなり強引な手段もあったが2人の意見が一致したのだ。これが昨年5月頃だっ たと思う。
 この前後に3年前に家をこだわって造った幼稚園のママ友達の家にもお邪魔した。木をふんだんに使い、壁は珪藻土、大きい吹 き抜け…素敵だった。そこの業者にも問い合わせたが予算面ですぐに夢は破れた。

なかなかの策略家ですなあ。ご主人は全然わからなかったのでしょうか?
奥さんを立ててあげたのかもしれませんけどね。
それにしても、採点とかしたりする方いらっしゃるんですねー。確かに強い印象だけで判断してしまうことってよくありますから 、冷静に見比べるのにはいいかもしれません。チェックリストでも作ってみようかな、と思いました。

5章「助っ人、登場」

 Yume-Houseさんのようなところがあったなんで知らなかった私は自分たちの力では建つ家に限界があるかも知れないと感じてい た。「こんな家が建てたい!」と思うビルダーは坪単価が高い。坪単価の安い業者を決めて、間取りの希望を伝えてあとはお任せ 、というコースなんだろうか?なにかもう一つ物足りない感じがしていた。
 実は私は短大で建築デザイン学科を出ている。芸術系の短大で自由に楽しく勉強していた。正直言ってそこを卒業したからって 自分で家を設計できるような器はなかったが、中途半端に知識だけはある。自分はこの家造り計画においては一番の厄介物だな、 なんて思ってた。何も知らなければすべてお任せでも納得できるのだが…
 ネットで納得いく家造りをするには建築士に設計を頼むものいい事である、と書いてあった。建築士でなくても、ようは専門の 第三者を介入させようという事と理解した。Yume-Houseさんを知っていれば、本当にすぐ相談を持ちかけたと思う。が知らなかっ た私は高校時代の恩師を思い出した。高校は地元のインテリア科だ。そこに建築士で週数回、講師で来ていた先生を思い出し「よ し!」と取り合えず電話をしてみることにした。高校を卒業して20年だが10年前くらいに偶然居酒屋でお会いし、名刺をもら っていた。たまたま事務所の名前を覚えていたので、連絡はすぐ着いて、「家を建てるので相談したい」とお願いした。しかし設 計を頼むのは予算上無理だった。数日後に事務所を訪ね本を数冊借りて少し話をした。その時の事はあまり覚えてないが、この先 生はのちに主人の絶大なる支持を受ける事になるのだ。
 さらによい話があった。その先生の友人が独立し住宅事業部を立ち上げるのでモデルになってくれでば経済的な面でも協力して くれると言う事だった。先生も設計全てとはいかないが基本プランくらいは予算内でして頂けるとの事で、ツキがまわってきたな …なんて思っていた。もちろんそれで即決定というわけではないし当初から色々相談に乗ってもらってるビルダーさんも忘れてる わけではないが、業者も色々見てみたかったというのも本音だ。
 結局、この後もう1社、候補の業者が出てくることになるのだが…。

こういう頼れる知人はなかなかいないものですが、というか頼れそうだと思って変な関わりが発生してややこしいことに・・・という パターンがよくありますね。
それより、建築デザイン学科出てらしたんですか。こりゃどんな家ができるか楽しみですねえ、なんてプレッシャーをかけるとい けませんけど。女性の場合アート系でも現実的にこなせる方が多いので、すごいことにはならないでしょう、多分。

6章「土地決定」

 土地を選ぶにあたって、風水上の方角をかなり意識した。しかし実家近く、幼稚園近くの引っ越したい方向はあまり方向では なくむしろ最悪の方向だった。年回りもあまりよくなく、どの本を読んでも来年から4年くらいは大人しくしておいた方がよいら しい。だから私としては今年中、旧暦で2006年の2月までに引っ越しをしたかった。まあ、思うようにいかないのが家造りだ。 方角的によいとされてた方角は縁もゆかりもない場所で、そちらも探したが、どうしてもピンとこなっかた。結局は実家近くがよ い、ということになりそちら方向で探していた。ずーっとお世話になっていた不動産屋さんにもそろそろ決め時じゃないですか? と言われ悩んでいた。もちろん、この1社だけではなかったが、長く付き合ってもらっていたので、そこから買いたいな…という 気持ちはあった。
 しかし、運はどこからやってくるのか、地元の不動産屋に「土地を探してください」とお願いしてわずか2週間後くらいに 「ありました!」と連絡がきた。そこはまさに理想の土地だった。大型ショッピングセンターに程近く、病院、実家、幼稚園 も近い。70坪で坪単価も「え!」と思うほど安い。さらに値引き可能と言うことだった。住宅を建てても良いという許可が1週 間前に降りたばかりとのことらしい。一つだけ問題はまわリに民家がないということだった。しかし間違いなく開発される場所な ので3年もしないうちに賑やかになるとの事、購入を真剣に考えることにした。そしてもうひとつ大きな問題があった。家の前に 200坪〜300坪くらいの空き地があった。そこが何になるか分らないと。主人はコンビニが希望だな〜とか言っていたが、パ チンコ屋なんかができたら最悪だ。それはないでしょうが、大型マンションが建つ可能性はあります、と言われまた悩む日々。た だ北西側になるので極端に日当たりが悪くなるとかの心配はない。悶々とした日々は続き、決定しなければいけない日々は近づい たきた。不動産屋からは業者関係からも問い合わせが入ってるとせっつかれ、よくある手だとは思ったが本当にすぐ売れてもおか しくない土地なのだ。主人は主人で思う所があったようで中々決断できずにいるようだった。もう7月になろうとしていたので涙 ながらに訴えた。それは妥協とかではなく、あの場所であの条件はもうない。決めようよ、と。土地自他は主人のとても気に入っ ていたのだが、お金の事を考えていたらしい。主人は仕事柄、帰宅が遅く、飲み会等が続くと朝の慌ただしい時間の時しか会話が ない時もある。そんな時期にも重なったので私は自分だけが考えているのかと勘違いをしていた。よし!じゃ決めよう、あの場所 を子供達の実家にしよう!とようやく土地が決まった。
 結局の所最初に気にしていた風水的な事は一切気にしない形となった。引っ越しもずれて移動には悪い年回りにきてるし、方角 は年が変わってよくなるかな?と期待したがやはり悪かった。気休めに化殺処置(風水上悪いとされてる事を水晶や鏡を使ってよ くする方法)をして、気持ちよく引っ越しをしよう!
 さて、まだ土地を購入して1年も経ってないのだが近隣はかなり賑やかになっている。恐れていたあの場所には7階建てのマン ションが建設中だ…。

土地を探す時から風水を考える方はさほど多くはいらっしゃいません。こだわるなら徹底的に、という考えもありますが、なかな か土地の場所からだと全ての要件をクリアさせるのは大変ですね。風水をもっと言えば、宮崎の場所とか九州とか、ものすごい大 きさのスケールで考えなければいけなくなったりしますし。このケースのように「割り切る」「ポジティブに解釈する」「対処法 を用いる」などがいいですよ。
それにしても、家造りの過程の中で土地探しは決断力が全てだと思います。欠点の無い土地なんてありませんから、いかにいい部 分を見て決められるかにかかっています。土地を決めれば建物しだいでどうにでもなると思いますから。そういう意味でこの場合 も、簡単ではなかったようですが「いい部分」を見てしっかり決めています。素晴らしいですよ。

7章「なぜ風水、家相か?」

 さて、少し本筋からそれて私がなぜ風水や家相にこだわってるかを説明したいと思う。私の風水歴は長い。実践してるわけでは ないが小学校5年くらいにお昼のワイドショーで川崎さんと山本さんが家相特集で「そーなんですよ」なんて言ってる頃から物凄 く興味があった。風水と言う言葉はまだ一般的でなく限りなくオカルトものに近い感じの「家相」だった。要はオカルトの一種と して興味を持ったのだ。中学生の頃はワニブックスの「家相入門」なんで渋い本を自分で買って読でいたほどだ。
 それとは別に私が自ら体験した事に家相が深く係わっていたのかな、と思える出来事もあった。小学校4年の時のこと、私たち 一家は大阪の一等地に程近い所に家を建てた。学校も近く幸せに向かって歩む第一歩だと家族全員が思っていたが、引っ越してわ ずか半年で離婚に至った。その家は俗に「路殺」と言われる道の突き当たりに家が立っていた。そして道を突き当たった所に玄関 があった。この場合悪い気が道を通って玄関から入り、良くないとされている。それが原因なんて思わないが、もしもそうでなか ったらの実証なんてできないし、越したとたんに家の中がおかしくなったのは確かだ。そして私たちが出た後に入った一家も半年 で一家離散になった。ついには建って2年もしないうちに取り壊され新しい家が建ったらしい。そんな出来事もあり幼いながらに 家相に興味を持った私だが家相熱はだんだん冷めていき、近年元気なおじさんが幸せになれる風水術を披露しているが、オカルト 的なことから興味を持った私にはこの手の風水術にはまるで興味を示さなかった。

さあ話が本格的になってきました。私個人は「全く気にしない」人間なんですけど、そうでない人の考えはよくわかります。こう いう話は「宗教」のこととかに似ているような部分もありますが、そっちは信じないと始まりませんが、風水は知っていれば対処 できる話なので(考え方としていいかどうかはともかく)後で「やっぱり無視したからこんなことになった・・・」と思いたくなけれ ば、「やることはやっておく」「これで大丈夫、と心に区切りをつける」ということはいいと思います。

8章「家相実証編」

 しかし家を建てるなると家相につてはかなり慎重にしたいと思った。これも縁なのか主人の亡くなった父は風水や家相に大変興 味があったらしく主人の実家には家相、風水の本がたくさんある。私は数冊選んでかなり読み込んだ。私の実家を検証してみた。 もろ鬼門に位置する玄関とトイレと風呂…最悪だ。一家の主人や長男に病気やけがの暗示。この家は離婚した父の名義にだった。 父は若くで癌をわずらい15年の闘病生活で2年前他界した。風呂では次女が溺れ死にかけた。しかも増築して南西方向にキッチン を作ったのは父の亡くなる1年前。南西キッチンは後家や未亡人を暗示するキッチンなのだ。そういえば北西の子供部屋にいた頃 金縛りなんかによくなった。北西の部屋は主人の位置する高貴な部屋。子供部屋にするにはその子にとって荷が重すぎるとの事。 なんだか事実が明らかになっていくにつれ、ちょっと恐くなったが、決してそれを100%とは思ってない。先も述べたように、 そうでなっかたらの実証はできないし、起こってしまった現象がすべてだ。鬼門のトイレのせいで父は癌になったとは思わないが 、それだったら最初からそのような材料は取り除きたかった。少なくとも鬼門にトイレがなくて癌になったのだったら、それはト イレのせいではない。風呂に次女が溺れたのも私が目をはなした隙にお風呂に行ったのだから本当は私のせいだ。でも風呂が鬼門 に位置するという理由だけでそのせいかも知れないなどと思えてしまう。だからこそ不安材料は排除し、もし目に見えない力が家 に潜んでいるとしたらその力をなるべく多く引き出す家にしたいと思った。それでも譲れないところもある。決まった土地は結局 、あんなにイヤな思いをした道の突き当たりだし、吹き抜けも風水上よくないが天井の高い大空間はあこがれだった。結局様々な 条件や夢を叶えようとすると家相が100%の家なんてありえない。まあ60%家相のいい家で十分だと思った。あとは化殺(風 水上悪いとされてる事を水晶や鏡を使ってよくする方法)して神棚仏壇に、手を合わせれば、神様は護ってくれると思う。抹香臭 い話だが次女が死にかけたり親が死んだりすると目に見えない力みたいなものを感じずにはいられなくなるのもだ。
 ちなみに全く興味のなっかた風水術を披露してる、やたら元気なおじさんの本をずーっと参考にしてたとは自分も気がつかなか った。「お義父さんの本、小林 祥晃さんって人の本が多いね。やっぱりドクターコパは軽い感じがするからお義父さんも買わな かったんだね」そう主人に言った。主人は鼻で笑うと「コパの事だよ」教えてくれた。コパさんに興味がなっかた私は彼の本名を 知らなかった。それに初期の頃の著書には重たい事も書いてあったので同一人物とは…今はコパさんの本がズラズラ並んでいる。

風水といえばドクターコパという感じがします。何故もっと他の人が表に出てこないのか不思議な気がします。
まあそれはいいとして、前回に続いて今度は「対処法」が書かれています。それと「60%家相のいい家で十分だと思った。」と いうところがすごいですね。

9章「ありえない!!!ある営業マンの話」

実家の近くで新築の家がオープンハウスをやっていた。取り合えずはたくさん見ておこうと思ったのでちょっと覗いてみた。この 頃から建てたい家のイメージが固まってきた。木のイメージ、大きな吹き抜け、広いリビング。リビングに土間があってもいいな ーとも思ってた。そこの家事体は3人家族の家で小さいけど洒落た家だった。営業の人が色々聞いてきたのでかなり具体的な家の イメージを伝えた。「木の感じが好きなんです。大きな大黒柱なんかあったら最高ですね」「キッチンはオープンじゃない方がい いです。片付けがうまくないんで…」それでは是非案内したい家があると言われたので、約束の日を決めすごく楽しみにしていた 。当日、営業マンが2人で迎えに来た。先日オープンハウスにいた人と別の営業マンだ。オープンハウスにいた人は土地担当とかで 話をする事はあまりなかった。もう1人の営業マンにそこの会社とは違う会社の名前の書いた名刺を渡され、こことは姉妹店 なので…と訳の分らない説明をされた。その名刺には、こんな建売りだけはいくら安くても買いたくないと思っていた(あくまで 私の好みで)建売り専門の住宅会社の名前が書いてあった。さらに営業マンは「オープンキッチンなんかどうですか?」と聞いて きた。はあーーオープンキッチン??(まちゃまちゃ風に読んでほしい)この間イヤって伝えてあるのにな?と不信感は募るばか り。着いた先はナントカタウン。同じような家が並んだ場所に着いた時は話しが違うと思った。営業マンが自信満々に扉を開け、 玄関の御影石を自慢している。そんなのはどうでもいい。墓石の石じゃないか。風水上よくない。キッチンは私が一番恐れていた タイプのアイランド型、丸見えキッチンだ。私が使うとどうなるか、5秒で推測できた。想像するのがイヤでその場をさっさと離 れたら、営業マンが不思議な顔をして、「あなたはこのキッチン でなぜ立ち止まらなかったのですか?」と聞いてくる。「人工大理石のカウンターに手を触れなかった女の人は初めてです。」 はあーーー(も一回まちゃまちゃ風に)「最初から興味ないです」はっきり言ってやった。その後、私はこんな家がほしいと、 とうとうと語ったら鼻で笑われた。なにがおかしいのか、ともかく腹が立った。その日の夕方さっさと断ろうと電話したら「あな たは勉強不足です」みたいな事を言われた。
 何日間かは怒りがおさまらなかった。。

こういう人がいるんですよね、住宅って単価が高いですから、わけのわからないブローカーみたいな人がいつの間にか入っていた り、ひどいのは(このケースもこれに近いですが)住宅会社の営業マンが、自社で給料もらうより、他社に紹介してリベートをも らったほうがお金になると、よそを案内したりすることもあるんです。
全てお客様の言うとおりにするのが「いい営業マン」とはいえませんが、今回の話はひどいですね、新人営業マンより、おじさん 営業マンにありがちなタイプだと思いますけど。
お客様の立場で考えると、使いやすさとか、技術的なこととか、プロでないとわかりにくいことは、まずは素直に聞いてみるべき だと思いますが、価値観だとか、自身のスタイルみたいなものはきちんと主張したほうがいいです。絶対に。

10章「誰も知らなかった重大な事」

主人の母は熊本で1人暮らしをしている。家を造ろうと決めた時、義母の事が少し気がかりだった。主人は1人っ子だし、いずれ は一緒に暮らす事になるかなと思っていた。ただ70歳も過ぎて宮崎に来る決断をしてくれるかどうかは疑問だった。主人も「お 袋は絶対来ないよ。」と言っていた。それでも一応、声をかけるのが礼儀じゃないかと思った。どういうわけかこの事で主人と大 ゲンカになった。どうも腑に落ちない。正直感謝こそされ、何で文句をいわれなきゃイケナイの!とそんな気持ちだった。義母は プライドが高く、凛とした人だ。今でも現役で仕事をして自活している。私が一緒に暮らしましょうと言ったところで、プライド が傷付くのではないかという心配があったらしい。よく納得できないが、それに加え高齢なので今さら長年住んだところを離れる とは思えない、と言う2点が主人の主張だったと思う。でも、私は声をかけた。「家を建てようと思ってます。お義母さん、すぐ にとは言いません、宮崎に来る気はないですか?」と尋ねた。「ない事はないわ。」実にあっさりした返事だった。これで家造り の注文のひとつに「いずれは義母といっしょに住むつもりです」が加わる事になった。主人は意外そうだったが、今は元気でも先 々の事を考えると義母の部屋も一つくらいは確保しておく方がよいと考えた。声をかけた事で気をよくしてくれたのか、頭金をか なり出してくれることになった。土地購入が近づいたある日、「お金渡すから取りにおいで」と、声がかかった。振込みで済むに は済むだろうけど、孫の顔を見たいだろうし、土地購入の前にお墓参りもしたかったのでそれも兼ねて熊本に向かった。 無事お金を受取ったわけだが、その日の夜から義母は発言が妙だった。「食器は買わなくてもたくさんあるから」「このサイドボ ードは高かったから持っていくわよ」「あとの家具は引取ってもらおうかしらね…」どうやら義母はすぐに私たちと住む事を決め ていたらしい。それに全く気がつかなかった私たちって一体… あ〜70坪の土地でよかった!と思ったのが最初だった。これで今時にしては少し大目の7人で暮らす事が決定された。同居にな ったという事はなぜか幼稚園のママさん友達に波紋を呼んだ。「えーっ!同居になったの?」と言った感じだ。「私には絶対無理 」と言った意見が大半を占めたが私は抵抗がなかった。最初から悩んでも一緒だ。主人の母は凛としていてプライドが高いのは確 かだが基本的には私たちの事を理解しようとしてくれてるし、今回の家づくりにおいてもお金は出してくれたが一切口は出さなか った。しかも主人が言いたい事ははっきり言ってくれるので助かってる面もある。そりゃ言い過ぎだよ、と思うくらいで、そんな 時は「あそこまで言わなくてもいいのにね〜お義母さん」「そうよね〜」なんて具合にいい嫁でいられる。あえて完全二世帯には しなかった。むしろ完全同居型だ。キッチンももちろんひとつだ。私は料理は好きだが後片づけは苦手だから、今からハッキリ言 って後片づけはなるべくしてもらうことにしている。キッチンは2つ合った方が…という意見は多かったが、義母1人だし、むし ろキッチンを2つ設けるというもは、義母を疎外してるような気がしてならなかった。我が家は子供も多いのでおばあちゃんのい る生活も悪くないと思っている。。

風水の次は嫁と姑の問題です。お・も・し・ろ・い・ですね〜。
2世帯住宅についてはコラムにも書きましたけど、嫁と姑については書いたからどうということにはならないですものね。第3者は 絶対どうもできないですよ。
まあいろいろなケースがありますかた一概に言えませんけど、我慢する人がメンバーの中にいると危険ですね。言いたいことがあ る程度言えて、小さなトラブルがしょっちゅうあるくらいがいいみたいです。
それとだんなさん。お母さんにとっては息子になるわけですが、この人の立ち振る舞いが重要です。「あんた達どうしでうまくや ってちょうだい」というスタンスではとんだとばっちりがきますよ!私は経験ありませんけど。

11章「業者が決まるまで〜その1〜」

9章で話した建設会社から営業マンがやってきた。あの営業マンではない。話によるとあの営業マンはその建設会社に3ヶ月前にや って来て、例の建売りをお客さんに紹介して、そこからもマージンを貰っていた、とんでもない奴ですぐクビにしました、との事 だった。一度社長に会って下さい。と言って図面を置いていった。あら、ビックリ。家が出来ている。もちろん図面上でだが。か なり細かい所まで出来てる。そうえいば最初オープンハウスに行った時、土地の場所から家のイメージまで細かく伝えたっけ。私 は正直頼みもしてないのにと、不満だったが、主人は喜んだ。もちろん即、それで決定ではないが一度社長に会うのも悪くないね 、と結論した。結局●最初から付き合ってくれてる地元ビルダーA工務店 ●高校の恩師の設計士とその同級生の業者 B設計事務 所 ●図面をすぐに仕上げてきた建設会社 C建設の3社による 勝手にコンペになった。それと同時にA工務店には電話で、文書で箇条書きにして要望を伝えてほしいと希望があったB設計事務所 にはその様に文書で、それぞれ希望の間取りを伝えた。その時B設計事務所に渡した文面はざっとこんなもだったと思う。
わがまま言い放題、我が家の希望
●玄関から居間に抜ける土間がほしい●居間は14帖以上。吹き抜けがほしい。●キッチンは独立型。●洗面所は広く。●義母の 部屋は8帖。●子供部屋は大きい部屋を2つ ●小さくても主人の書斎を設ける。●収納は玄関、居間、洗面所、キッチンに強く 希望。もちろん義母の部屋、子供部屋、寝室にも希望。
風水上のこだわり
●玄関は南東方向。●鬼門方向の水廻りは避ける。●欠けをなくす(平面上の家の凸凹をなくす)●主人の書斎は北西に。
  こんなもんだったかな?恐れ多くもある程度自分で引いた図面まで付けて渡した。A工務店にもかなり詳しく電話で伝えた。それと 平行してC建設にも図面の変更を申し出て、それができる頃に訪ねる事にした。出来上がりまで1週間〜2週間、さてそれぞれの結 果はどうだったか?
3社から選ぶというのは動力的には大変だった(子供4人抱えて特に…)しかしそれだけの甲斐あって、それぞれに良い所、あま り私には合わない所が見えて来た。1社しか知らなければこんなもんかな?と見過ごす点も、そうじゃないんだ、こんな方法もあ るんだ!と本当に色々見えて来た。

3社競合の形です。住宅会社選びのパターンはいろいろありますが、最終的に3社ほどに絞ってどれかを選ぶというのは1番よく ありそうなパターンではないでしょうか。住宅雑誌なんかを見てもこういう流れを推奨している文をよく見かけます。
この方の場合は、奥さんの性格や聞くところのご主人の性格から、こういう流れでも「いい選択」ができるだろうなとは思うので すが(決断力があり、理屈だけに頼らないのタイプなので)普通はなかなかうまくいきません。
当サイトのあちこちに書いているような気がしますけど、「選ぶ」と簡単にいいますけど、実際は「選びようがない」というのが 本当だからです。と、これ以上書くと違うコーナーになってしまいそうなので、先を見守ることにしましょう。

12章「業者が決まるまで〜その2〜」

さて、最初に図面を持ってきたのはA工務店だった。最初からローコストを唱えていた業者だけに安くは上げてきた。しかも3種類 、1500万の場合、1600万の場合、1800万の場合とわざわざ3つも図面と見積もりを上げたきた。しかし残念ながら私 のイメージは2割も伝わってなかった。その図面を見て主人も難色を示した。その頃になると、A工務店の家は私たちの描いている 家のイメージが違うかな、と感じていた。最初に見せてもらった家も、普通の家、というと抵抗があるが、無難な家と言う感じだ った。
この家は凝ってるよね、と思った家も壁紙やドアのデザインが凝っているのであって、空間的に惹かれるものではなかった。取り 合えず保留にしておこう、と結論。断るのはいつでもできるし最初から協力してもらって申し訳ないと言う気持ちもあった。もち ろん出向いて思いを伝えればよいのかもしれないが、最初からイメージが近い家を建てている業者を選んだ方が思いも伝わりやす いと考えた。
次にC建設。主人が休日しか動けないので家族全員でC建設会社に出向いた。図面の直しも完璧で平面はもちろん、立面、パース、 室内のパースまでしっかり出来ていた。今まで造ってきた家の写真を見てせてもらい私たちが思い描くイメージに近かったので期 待感が湧いて来た。
社長が図面を引くらしいが、割腹のよい、いかにも建設会社の社長さんという感じの方だ。
図面のコンセプトについて熱く語りだした。長かった。長いだけにきっと思い入れもあるんだろうと思った。
空間的にもよく考えてくれていた。ただ、風水的な事で要望があったのでそれももう少し取り入てもらおうと次は平日に上3人の 子供が幼稚園に行ってる間に私と末っ子だけで打合せに行く事にした。
最後にB設計事務所。設計を専門としてる所だからと主人の期待はかなり大きかった。しかも以前「宮崎の家づくり」に載っていた 先生の設計した家は、やはり私たちが考えるイメージに近い感じだった
「だいたいのプランニングをしたけど聞きたい事があるので図面を見て下さい」と連絡を受けた。
方眼紙に鉛筆書き。平面のみ。正直、いちばんお粗末な印象だった。ただ、違ったのはすぐに私の意見を聞いたくれた。
預けて「検討して下さい」とか、自分の思い入れを語るのではなかった。そしてまずは欠点をを指摘してくれた。「ここは不便だ けど、大丈夫?」とか「ここは狭いけどどう?」と言った感じで私もそれを聞きながら「そこは大丈夫です」とか「そこはもう少 し考えて頂けたら…」と答える事ができた。もう1度プランしなおすので3日くらい時間待ってほしいと言われた。一応図面を預 かった。
夜、主人にその図面を見せた。「叩き台で修正頼んだから」と、念を押したが主人はあまりの期待外れにがっかりしていた。

いわゆるプレゼン合戦ですね。私も住宅会社に在籍していたころには嫌というほど作りました。数えたことないですけど通産1000 は作ったと思います。当然「没」が大半なのですが・・・。
プレゼンで大事なのは(する側の話ですが)「契約してもらえるプレゼン」と「そのお客様にとってベストのプラン」は必ずしも 一致しないということを頭に置いて作るということですね。要は「響く」プレゼンでないと駄目なわけですが、これはお客様のタ イプと状況によって全然違いますので、それを見抜けないといくら設計提案力があっても失敗してしまうわけです。
そしてこれはお客様にとっても考えなくてはいけないポイントです。どうしたってプレゼンがうまいところに惹かれて当然ですか らね。
さあ、この方の場合はどうなるのでしょうか?

13章「業者がきまるまで〜その3〜」

取り合えずB設計事務所とC建設、2社に絞り込んで検討する事にした。
C建設に訂正を伝えに言った。社長は私の話を聞きながら方眼紙に図面を引き出した。
社長さんのアイディアノートのようで他のたくさんのラフスケッチがしてあった。
図面を引く時の社長さんは本当に楽しいそうだ。しかも話を聞いてると頼りがいがあるし、この人の全部お任せします、と言えば いい家を造ってくれそうだな、と思った。予算内でやりますので、全てを任せて下さいという感じだった。だいたいのラフができ て、2、3日でCADで清書するのということだった。ただ少し気になったのが、社長さんの頭の中では完璧に家が仕上がってるとい う事だった。要望を伝えても、「ここは変えると全部のバランスが狂うから…」と数カ所は要望を取り入れて貰えなかった。立面 から空間の構成まで頭に入っている感じでそのイメージが私のイメージと一致するのかが少し心配だった。CADで清書した図面は私 の要望は全く取り入れられてなっかた。しかも正直デリカシーに欠けてるな〜と思われる所があった。あれだけ風水にこだわって るのでと念を押したのにバッチリ鬼門にトイレがきてる。しかもダイニングの一角に!!それでこれ以上の修正はできません、み たいな事を言われた。3回図面を引き直してもらったがだんだん使い勝手が悪くなってきている。多分そこの社長さんだったらこ う言うだろう「だから最初から私の提案した通りにすればよかったのに…」と。今、3回の図面を見比べて単純に1回目の家が一 番いい。これはハッキリ言って宮崎弁で言う「よだきく」なってきたのだと思う。何度も直しを言われると、やる気がなくなるっ てよくある話だ。そんな感じが図面から如実に出ている。それでもこの会社の造る家に魅力を感じてた私たちは理解しようと建て た家を見せて下さいと頼んだ。
その頃、B設計事務所が2回目の図面の仕上がりを伝えてきた。やはり方眼紙に鉛筆書き。それは体裁こそ1回目と同じだが内容は 素晴らしい出来だった。主人は「大体こんな感じでいいんじゃない!すごいな!」と大絶賛。しかしB設計事務所の快進撃はそれに 留まらなった。最初の要望を何度も何度も見直してくれて3、4回と図面を修正してくれる。3回目でも「これもいいですね!」 と言ったのだが2日もしないうちに「良いアイディアがでたから」と4回目。しかもそれはどんどんよくなってくる。そして鉛筆 ラフのみで立面は決して上げてこない。だから無駄な時間もかからなく平面図に没頭できるのかも知れない。もちろん私の要望で 取り入れられないものもあった。
●土間…部屋の広さを損なう。同レベルでウッドデッキ等を持って来た方が開放感もあってよい。
そう言えばC建設は土間を取り入れてくれたけど居間がかなり狭くなっていた。
●玄関収納…やはり玄関の圧迫、庭に物置きを設ける方がよい。 特に玄関を南東に持ってきてるので収納をつけるともったいない。
●収納は効率を考える。奥行きのある収納は布団以外は使いにくい。
なるほどね〜でかければ良いってもんじゃないのね、収納は。 この辺は納得できるし、ある程度の要望も満たされていた。 それでもC建設も捨て難く、いよいよ家を見学させてもらう日がきた。

プラン、設計力もですけど、どう聞き取り、どう形にし、どう伝えるかということが重要だと思います。これも造る側の話ですけ ど。そしてそれがどう伝わったか、ということがわからなければいい家を造ることも、他の住宅会社に勝つこともできないでしょ う。難しいことですけどね。良きクリエイターが良きプレゼンターであるケースは少ないのではないでしょうか。

14章「業者が決まるまで〜決定!〜」

C建設の起死回生なるか!C建設の家を見学して、どちらかに決めようと思っていた。
良い家であればプランはなんとかなる。そう思っていた。
が、残念ながら見事に外れた。家を3件見せてもらったが、それは無難な家に少し木が多く使ってあったり和室だけ天井の木がむ き出しになっていたり…なんとも中途半端なイメージで思っていた感じとは全然違う。
写真では空間のイメージが伝わりにくいものだ。しかも社長さん自慢の安く入手できる木材は節目だらけ。それも妖怪目々連みた い(知らない人は前田さんに聞いてみよう!)住んでる人の手前すごいですねーいいですねーと言っていたが主人も同じ考えだっ た。しかも2件目の家では奥さんがトイレの位置は失敗だったと訴えているのにまるで無視。居間から余りに近いトイレの為、客 人が来てる時は自分の発する音が気になって仕方がない、といった事だった。屋根裏収納はひどいもんだった。パパの大工仕事よ りひどかった。もちろん人に見せる所でも構造的な部分でもないからこういう場所の場合は手抜きとは言わないのかも知れないが …
帰宅後「決まったね」と主人とそんな感じで顔を見合わせた。 しかしながら、みなさん、お気付きだろうか。B設計事務所の設計した家は実際には見ていないのだ。
それでも決めた。主人が言った言葉だ「B設計の先生は悩んでくれるんだよね。その点C建設は早い。一見パッパっと図面を引く方 がプロっぽく見えるけどそうじゃなないよね。俺たちの考えを一緒に悩んでくれる方がありがたいよね」と。つまりは信用だけで 決めてしまったのである。施工会社も私たちの家が1棟目だからモデルになる家はない。(私たちがそのモデルになるのだから当 然だ)1棟目から手は抜かないだろうと言う勝手な推測と人柄だけで決めてしまった。もちろん実績等も十分考慮して決めた事な ので、他人にお薦めは出来ないが自分達は十分納得して決めた事だ。
モデルルーム廻りをした時の後遺症でハウスメーカーの営業マンが数人来たがほとんど断った。1社だけ図面を引いてもらったが 、思いは通じず、でっかい吹き抜けが欲しいの要望は勾配天井に変わっていた。吹き抜けは坪面積に入らないと言うが住むにはも ちろん面積には入らない。しかし施工するとなれば話は別で、吹き抜けが大きくなればなる程お金はかかってくる。我が家は5坪 程の吹き抜けを設けた。現在は棟上げも終わり室内がなんとなく見えてきたが「大胆な事をしたな…」と吹き抜けの迫力に圧倒さ れながらもかなりご満悦の私たちだ。

何ですか目々連って?知りませんよそんなもの!
といいつつ調べてしまうのであった・・・。
あ〜モクモクレンって読むのか。これ だそうです。
一般的には屋内の見せる木材は「無節」のものが良いとされていますが、木の種類にもよりますが無いものほど高価です。また模 様の入り方によっては(木目とのバランス)たくさんあってもいいものもあるようです。好みもあるでしょうかね。
それからトイレの位置は、プランを作る上で大事なポイントの一つですよね。便利であること、使う際にいろいろな気を使わなく ていいことなど、当サイトの家づくりコラムの中でトイレの中身のこと(いや中身といっても○○○じゃなくて)(そんなこと注 釈入れなくてもわかるか・・・)は書いていますが、そうだなあ位置のことも大事だな・・・というわけで、今日書きます。
そして屋根裏収納か、これも書きたいけど長くなるのでこれも近いうちコラムで・・・。
そして吹抜けもね。
それにしても笑えたのが「モデルルーム廻りをした時の後遺症でハウスメーカーの営業マンが・・・」っていう表現。素晴らしい !

15章「でっかい吹き抜け暖房対策」

モデルルームで吹き抜けを見ると掃除もできないし熱効率も悪いし非現実的だと思っていた。しかし自分の家を建てるとなるとそ の非現実が欲しくなる。掃除や熱効率の問題は「何とか」するから吹き抜けが欲しかった。マンション住まいが長いのでマンショ ンにはあり得ないでっかい吹き抜けに強い憧れを抱いた。しかしLDK合わせて20帖以上の空間でと居間階段、その上に10帖の吹 き抜けだ。普通の石油ファンヒーターで足りるはずがない。検証によると夏は涼しい家になるということだった。ひと夏クーラー なしで過ごしてみて耐えられないようであればそれから考えても遅くない。実際、同じパターン結局エアコンは取り付けもしてい ない家も何件かあるらしい。ただ冬は確実に寒い。我が家はソーラーハウスでもないし高気密、高断熱でもない普通の家だ。何か 効率のよい暖房器具を探してる時に出会ったのが蒔ストーブだ。とにかく部屋が暖まるというより家全体が暖まるらしい。薪の確 保さえルートをつけておけば、これ以上経済的で体によい暖房方法はないと言っても過言ではない。しかも宮崎の冬は短いので逆 にいいのかも知れないと思った。当初主人は大反対だった。あまりにも非現実的すぎると。薪の確保をしなければならないのはも ちろん主人だし、薪割りも主人の仕事になるだろう。仕事の忙しい主人にとってそれは限り無く「不可能」である。薪ストーブに 関しては私も仕方ないと思っていた。そこまで求めるのは確かに非現実だと思って薪ストーブは完全に諦めていた。
ところが、何を思ったかそれから1ヶ月くらい経ったある日、「薪ストーブっていいよな…」などと言ってきた。「どうしたの? 」と聞くと、仕事、仕事の毎日で当然アウトドアの経験などなしだ。どっかでバーベキューとかもないし家族旅行にも、里帰りと か法事以外に行った事がない。主人曰く無理矢理にでもそんな機会を作ってくれる薪ストーブっていいのかも知れない、と思った らしい。秋口から2週間に一回は薪集めに行く、それが家族の行事にればいいのかな、と考えたらしい。そうと決まれば薪ストー ブの資料集めだ。
設計を頼んだ先生は数件、薪ストーブのある家を設計した事があるらしく、資料は簡単に集まった。ただ実際物を見たいという事 になりここで始めて薪ストーブ見学がてら、先生の設計した家を訪問する事になった。築年数は7年。「みやざきの家づくり」と いう雑誌ににも載ったお宅だ。平家で2階はロフトになっている。
大きい居間にはでっかいテーブル。雑然としているがそれがとても絵になるお宅だった。大きな吹き抜けがあり、屋根まで伸びる 煙突の熱で家全体が暖まるのだ。この居間には明るい照明やテレビはない。それで十分集える居間である。とても羨ましかった。 奥さんの作ってくれた山菜のてんぷらそばは最高で、野菜嫌いの娘も全部食べた。そして薪スト−ブ の設置も確実となった。

薪ストーブですか・・・。このシリーズを始める前に話を伺った時に聞いていたのですが、実は私(前田)はこれを使った経験がない んですよね。絵的にはいろいろ見て知ってますけど、実際のものを一般の住宅では見たことがありません。イメージ的には北欧と かカナダとかの感じがしますけど、その性能たるやいかに?とにかくできたら見せて下さいよ!
ところで今回の中で重要なことがあります。それはそのビルダーの(この場合設計者ですが)今までのお客様の家を見せてもらう ということです。
参考になるということもですが、施工者と注文者の関係がどう築けているかを知る最大のチャンスです。口では言います「長いお 付き合いになりますから」って。でもそういう関係ができているところは少ないのではないでしょうか。

16章「家の外観」

家作りをするにあたって、全くイメージしてなかったのが家の外観だ。というかイメージできなかった。 外観は家の顔だ。その顔をどんな感じにするか。金髪で色白にするか、ラテン系の情熱的な顔にするか、う〜ん、いっその事、平 安調の麿みたいな顔にするか。などと下らない事を考えていたが、まずはカラーリングから考えようようと、立面図に色を付けて みた。やっぱりベージュか白を基調にして、ポイントに色を持ってくるのが無難だけど…今っぽい感じで紺とかを使ってみたい気 もした。取り合えずまなび野あたりの家を参考にさせてもらった。外観も意識すると本当におもしろい。あら〜明らかに失敗ねー という感じの家、この辺はちょっと前に流行った感じの外観だ、とか…結果、「流行りに左右されない無難で品のいい外観」に決 定した。文章でそう決まっても数百種類の外装板からそれらを選択していくのは至難の技だった。
絶対写真で決めたたらダメ!と設計士の先生に言われ、いいな、と思う外装版の見本を手当りしだい取り寄せた。先生のアド バイスはこうだった。「玄関周りにちょっといい外装板を持ってきてインパクトを出して、あとは白かベージュ系の品のいい外装 版を持ってくればいいと思うよ」と。玄関に考えていた外装板は本物の石が積んであるような、すごいよくできた外装板だった。 玄関の外装板に感じが似ていて2ランクくらい落とした物をベランダに使おうと思っていた。シンプルだけど品の良い…だいぶイ メージ湧いてきた。顔で例えるなら、ハーフっぽい純日本人と言う感じかな?(すごくわかりにくい気がする) ところが問題が起きた。玄関に考えていた外装板はとてつもなく高いのだ。本当に高かった。じゃ2ランク落としたベランダの外 装板を玄関にも持ってくれば解決だ、思っていたがこの外装板も良い物だった。確かに、超高い外装板と比べると見劣りするが、 それだけ見ると彫りも深くかなり高級感もあった。 ここの業者が標準としている物より1ランク上だったのでまたまた予算オーバー。ベースとなる白の外装板は問題なかったのでポ イントとなる玄関とベランダはランクを落とすしかなっかた。しかしまた見本を取る時間はなかった。見本をとった中から選ぼう としたが良い物を見た後はランクを落とすとどうしても安っぽい。苦肉の策としてもうベランダはベースの白を使いましょうと持 ちかけた。社長さんは言った。「清水の舞台から飛び下ります。私がやりますからベランダもこの外装板を使いましょう。」と。 ということで超高い石積み風外装板は無理だったが、十分満足だった。あとで社長さんは呟いた。「私が妥協できなかった…」で も社長さん、赤字だけは出さないでね、という感じだ…うちはありがたいが。 ところで我が家のとなりに巷で(?)話題のモデルルームがオープンした。LLBだ。家に興味がある人ならきっと見ておきたい家だ と思う。私も見たが、ため息の連続だった。目の保養にもなった。我が家とは根本のコンセプトが違うので、比べてどうのとは言 えないが、ここでため息をついて、目の保養をしたら我が家も少し覗いて見てほしい。


トップページにも書きましたけど(2006年夏くらいまで)山崎街道の吉村町付近を探して 見て下さい。現場がありますよ!
ところで外観は皆さん考えますよね。ご主人が選ぶケースが多いですが(奥さんは中専門で)ここの家の場合奥さんもクリエータ ー系なのでメインで考えておられます。ご主人は何を任されているのでしょう?・・・。支払い専門?いやそんなことは・・・。

番外編「ご主人様は何してる?」

と、前田大先生がコメントしてたので主人の名誉の為に(!?)説明する。
銀行関係の手続き全面は担当してもらってる。ここは私の全く分らない世界。 面倒くさそうだ…
一応、すべての事は相談して決めてるが、仕事柄、平日に打合せ時間が取れないので、まず、私が選んで決定権は主人、という感 じ。ただ私が一生懸命考えて決めたものを2秒で否定される時があるので度々ケンカになる。 でも主人のお陰で理想の家がも うすぐできる。感謝感謝。
あとひとつ、すごくこだわっていたのは大黒柱。どうしても下から上までの通し柱がほしいと粘った。途中危機もあったが、この 話はまたいつか。


す、すみません・・・。それにしてもいい家庭ですね。はい、羨ましい限りです。

17章「子供部屋と収納」

マンション住まいの人なら今の住まいに不満は?と聞くと必ず言っていい程収納の少なさが上げられる。我が家の現状も収納も少 なさには自信がある。だから家を建てるならとにかく収納だらけにしようと、最初のプランの時にはここにも収納、あそこにも収 納、みたいな要望をした。が、結果は収納は必要最小限になっている。それはなぜか。プランをしていくうちに、収納をつくるよ り部屋として広さを最大限に活用した方がフレキシブルな空間になると思ったからだ。例えば収納の扉に家具がきて、取り出しに 不便な収納になっていたり、結局は使いやすい場所に物が移動して収納の中がいつの間にかスカスカになっていたり(もしかして 私だけ…?)殊に子供部屋に関しては収納の扉が取り外され、そこには勉強机がきていたり、押し入れだと中板を利用したベット になっていたりするのはよくある話だ。では最初からその収納はなかった方がよいということだ。布団で寝起きしない限り押し入 れ程の奥行きの収納はいらないし、中途半端な収納を付けるより家具をうまく使って収納していく方がよっぽど気が利いてるので はないか、と思ったのだ。(予算も安い!)模様替えもしやす いし、自由度が広がる。
子供部屋事体にも色々考え方があるみたいで、うちは限り無く年の近い4人なので全員個室とはいかないが、個別のスペースが与 えられる空間は確保したいと思った。結局6帖と11帖の部屋が子供部屋だ。この空間の中で4人をうまく回していく計画だ。実 は当初、11帖の部屋には収納2つと出入り口が2つというプランになっていた。 図1を見て頂ければ分ると思うが出入り口を2つにした為、約1帖程の通路が必要となった。モデルルームの子供部屋の説明で「 ここは将来部屋が2つに仕切れるように 出入り口は2カ所付いてます。」と、自信たっぷりに言っているを聞いて、仕切るってどうやって仕切るんだろう?家具で仕切っ ても結局上がすっぽっんっぽんじゃ、出入り口を2つにする必要があるのかな?アコーデオンカーテンだろうか?これもあま りだな〜、本格的に壁なんか付けたらお金がかかりそうだし…と、大部屋に出入り口2つと言うプランは私にとってはいささか謎 だった。子供が独立した後、この出入り口の運命はどうなるのだろうか?などとも考え、もうスッキリと図2のように変更した。 これだったら家具も自由に置けるしちょっとした収納家具を置けば必要な子供の物は十分収納できると思った。しかし…子供部屋 に収納が全くない事に懸念を示したのが私以外全員だ…。私にとってもこれはかなり大胆な提案だった。沈黙の末でた答えは「ロ フト」だった。先日、ロフトに上がる事が出来たのでちょっと覗いて見たがもやは部屋。大人が十分立てるし、5帖くらいのスペ ースがある。このロフトは2つある子供部屋両方から行く事ができる。格好の隠れ家だ。ここ最近、引っ越しの準備をボチボ チはじめているのだが、積み上がっていく荷物を見て思った。ロフトがあって本当によかった。 


収納ですね。ここで語り始めたら長くなりますのでここを見て下さい。と書くつもりで調べてみると、まだ基礎知識でもコラムで も出てなかったではないですか!これはいかん。でも忙しい・・・。
収納は造りつけでするのか、既製の家具を置くのか、いろい ろ方法と考え方があります。今回のような考え方も当然ありです。お子さんが大きければ意見を聞くこともできますが、将来の変 化が予想される時点では、それを想定した変化に対応できるプランにすることが多いですね。で、ドアを2つ付けて・・・という提案 が多いわけです。いいか悪いかは何ともいえません。ちなみに後に仕切りの壁を造るには仕上げにもよりますが10万円から20 万円というところでしょうか。
造りつけの収納にする場合は、入れるものによって奥行きを変えることをお勧めします。衣装ケースや大きいものがないのでした ら50cmくらいの方が使い勝手がいいですね。ふとんだって丸めるという入れ方もありますよ。

18章「設備について〜その1〜」

キッチン、ユニットバス、洗面台…特にキッチンにこだわりを抱く女の人は多いのではないだろうか?
最近ではアイランドが流行ってるようであの開放感に憧れてる方も少なくないと思う。
以前も少し触れたが、私には無理だ。まず整理整頓とは何かが分かってない。小さい頃から私の存在が部屋を汚くするようで、私 1人でもそうなのに子供が4人いるとなると凄まじい事になる。断固として言うが私はキレイ好きだ。汚いよりキレイがいいに決 まっている。ただ多少汚くても散らかっていても平気なだけである。と、話は反れたがキッチンに関しては使い勝手が一番と考え オープンな棚にガンガン鍋なんかが入れれるようなキッチンが欲しかった。システムキッチンでなく大工仕事で作ってもらうよな キッチンに、ガスコンロも3、4年経ったらどうせガタがくるのだから据え置き型の普通のもでよいと思った。そのかわり間違っ てもオープンキッチンなんかにはしない事だと考えていた。お風呂も実はタイル風呂に憧れていた。しかも猫足のついたバスタブ (実際には猫足はイヤだったがその手のバスタブ)を置くのが夢だった。知り合いのタイルやさんに相談したら「絶対ユニットが いいよ」の一言で夢は消えた。やはりカビが強敵だ。掃除のしやすさからいっても絶対ユニットにしておきなさい、と10人中1 0人に言われてしまった。結局キッチンもモデルルームにする条件があったので最低でも「標準仕様」にして下さいと要望があり 、値段的にもそう変わらない事が判明したので、そうなったら徹底的に気にいった物を探し始めた。水廻りはINAX製の商品がが標 準仕様で、色んなショールームを見て気に入った所ので良いのですよと、言われたのだが、私は妙にここの商品が気にいってしま い他を見る気が全くなくなってしまった。特に洗面台は素晴らしかった!
キッチンもバスもとにかく気に入った。ああ、いいですね、いいですね、なんてやってると見積もりで標準仕様よりプラス70万に なった。これじゃあんまりだ。しかし私が譲れない部分として●ガスオーブン●カントリー調仕上げの扉のキッチン●食器洗い器 、だいたいこれで30万オーバー。 バスに関しては●タイル調の壁●お湯の温度が下がらない浴槽 こちらで20万オーバー。トイレもなんだかんだで10万オーバ ー。●洗面台、スクエア型のかっこいい洗面器10万オーバー。とこだわらないと言ってた私がこんなにこだわってしまった。し かし夢を叶えるべく行動に移った。値段をいかに下げるか、かなり頑張ったのでそのマル秘(!?)テクニックを公開しよう。


いるんですよね〜こだわらないと言いつつこだわりまくりな人!いやでもそれが普通でしょ。私なんかはこだわってくれないお客 様だとものたりなくてつまらないですが・・・。
それはそうと10人中10人って言いますけど、11人目に私に聞いてくれたら、違うこと言ったと思います。今更遅いですけど ね。ユニットバスがメンテが楽なのは確かだし、防水的にも心配いらないので、トータル的にはユニット圧勝という感じでしょう けど、おもしろいのはタイルを始めとする素材を使った湿式の工法のお風呂ですよ。
さあ、とかく予算オーバーしがちな設備ですが、どうしたのでしょう。そのマル秘テクニックとは?

19章「設備について〜その2〜」

まず注目したのがネット。オークションなどで欲しい商品が出てないか、と注目した。ここでよく考えなければいけないのが消費 税、送料、これが別な場合がある。そして取付料。これが大きい。この手の商品は業者による出品が多くよく40%オフ!とか3 5%オフ!とネットの画面に堂々と出てるが、実は定価なんてあってないようなもの。定価の40%オフ!とか35%オフ!なん て言うのは実は当たり前。決して安いわけではない。50%オフでも消費税、送料、取付料をあわせると結局工務店に頼んだのと 同じくらいになる。特にビルトイン食器洗い器、ビルトインガスコンロ取付料は2万、3万する。私も実は「あ!失敗したかな? 」という事を既にしてしまっている。実はビルトイン食器洗い器をオークションで購入した。2004年式で定価は13か14万 くらいだと思うが展示品で4万2円だった。送料が2千円で消費税はなかったが取付費は2万5千円。結局6万9千円もかかってい る。こらならあと2万程で最新式が購入できたかも知れない。食器洗い器を購入後、ガスコンロとガスオーブンを探していた。今 度引っ越す地域はプロパンガスだ。主人の助言でプロパンガスだったらコンロ等はガス屋さんで購入するのが一番安くしてくれる 可能性があると教えてくれた。合見積もりを取って多少値引きしてもらう手段をとった。オール電化が主流の今、2社の業者さん は取付費込みでかなり安い金額を提示してくれた。1社は実家にも付き合いがある業者で、偶然にももう1社は実家の仲良しお隣 さんのお兄さんが行っている会社だった。私としては実家に出入りしてる業者に頼みたかったがもう1社の方がかなり安かった。 実家に出入りしてる業者に事実を話してもう1社の見積の端数を取ってさらに消費税を取ってもらって交渉成立。値下げ交渉は度 が過ぎると後々に響きイヤな思いをするといけないのでさらっと爽やかに、まだ、いけそうだ、などとあまり考えない方が良いと 思う(少し思ったが…)INAXで見積もってもらった物より数段グレードの高いガスコンロと少しグレードの高いガスオーブンだ。 結局半額近くまで下がった。数日後、食器洗い器も扱ってますと連絡を受けた。ああ、ここなら最新式が半額近くにしてもらえた かも知れなかった…そう、地元の業者をまず調べるのが先だ…と思った。
次に洗面台。地元の業者を…とさっき言ったばかりだが、ネットで探し当てたこの業者は安い!INAX直送の取次ぎ店のような業者 で、すべて送料、消費税込みの値段だ。しかも洗面台はガス器具より取付が簡単なので5000円くらいの取付料で済むとの事。 大体定価の50%、それを割る商品もある。憧れのスクエア型洗面台を手に入れる事ができた。しかも扉の形状や仕上げもグレー ドアップ。さらに鏡も3面鏡収納型でこれまたINAXで見積もりしてもたった商品よりかなりグレード上がっている。2階にも同じ タイプのひと回り小さい洗面台を選びあとトイレ手洗いも注文した。ユニットバスはお湯の温度の下がらない浴槽は諦め、タイル 調の壁と、キッチンの扉を工務店の方が交渉してプラス10万のところを5万で交渉成立。トイレは標準仕様に戻して、ここまで で約44万円。ここで標準仕様として見積もりに入っている洗面台の値段とガスコンロの値段を引くと約34万。しかもグレード をかなり上げての結果に大満足だ。
ただこの「施主支給」という方法は、工務店によっては嫌がる所もある。当然上乗せができない分工務店の儲けが減るからだ。今 回はモデルにするので施主側でいい物を取り付けてもらうのは大歓迎と、業者さんも快く承諾してくれた。
今日、現場に行くとユニットバスが取り付けてあった。私は思った。私ってなんてセンスがいいだろう、と。


今回のポイントは「施主支給」ですね。書かれている通り施工者は普通歓迎しません。「利益が減る」「設備業者に気が引ける」 「規格の相性や施工性などが面倒」「納期と工期のタイミングが気になる」などの理由からです。といっても施主のこだわりを実 現するためにはやむを得ないでしょう。
ただ「安くするため」だけであれば、ここでもありましたけど「さほど変わらない」ということが多いと思いますので、まずは住 宅会社に相談するのがいいと思います。
ちなみに施主支給は本来は正当な権利ではなく、施工者の好意です。ほとんどの工事請負契約書にはその旨記載されていると思い ます。だから「駄目!」といわれたらあきらめましょうね。一番いいのは契約する前にそういう希望を言っておくことです。これ ならむこうも契約が欲しいですからOKしますし(範囲によりますが)あとくされもないですからね。

20章「大黒柱と薪ストーブ」

 番外編でちょっと触れたが我が家には家の中心には大きな通し柱がある。主人がどうしてもほしいと譲らなかった。当初この場 所には構造壁があった。私は壁でも良いかと思ったが8分通りプランが決定したところで主人がやっぱり大黒柱がほしい!と懇願 したのだ。構造的には問題はなかったが、高さ4m、末口(木のいちばん細い所)が15cm(いちばん太い所が40cmくらいになる )の乾燥材があるかどうかが問題になった。しかも値段もかなりいい値段がする。プレカットも職人さんが手彫りする為結構な代 金がかかる。が、唯一主人の夢である大黒柱計画は着々と進んでいった。
が、問題がおこった。薪ストーブの出現だ。薪ストーブの位置でがなかなか決まらながった。薪ストーブの設置には様々な条件と スペースが要求される。最初は無難に居間の隅に設置しようと思ったがこの壁に薪ストーブがくるとテレビを置くスペースがなく なってしまうのだ。部屋にとって壁は意外に大事である。あと、ホールから居間に入った時、薪ストーブが目立つ位置の方がイン パクトがある。大胆な発想だったが柱近くに設置する事に決定した。(図1を参考に)ところがストーブに近く可燃性のある壁は厳 禁である。もちろん木の柱なんてとんでもない話だ。ここで大黒柱の存続は危ぶまれたがこれまた大胆な発想で、薪ストーブ設置 条件の110cmまでを耐火性のあるコンクリートで土台を作りその上から木の柱を立てるというアイデアが出た。ちょっとでも建 築なんかに興味があったり勉強した事がある者はこの一見異質と思われる組み合わせにピンとくるのだが、主人にはどうしてもピ ンとこなかったらしく、「それは…」と言葉を濁していた。確かに私もそんな家は見た事ないが、これはある意味冒険でかなりお もしろいと思った。主人も20分後にはなぜか乗ってきて「やってみましょう!」と変わっていた。今までで一番早い変貌ぶりだ った。結局この時から棟上げまでには5ヶ月の月日を費やしたので木材はその間にすんなり見つかった。とにかく棟上げの時点で はすごい存在感の柱だった。現在は2階の壁で半分しか見えて ないがそれでも結構な存在感だ。ただ…問題が起きた。コンクリ−トの円柱の土台と柱がズレているのだ。そのズレは2cmほど。 よくよく考えたらぴったりあう方が奇跡に近い。しかも木は必ずしも正円でないし正確にまっすぐでもない。2cmのズレは十分に 許容範囲なのだが、やはり多少不格好である。これをどう解決するか、現在進行中である。 

この後の展開がどうなるのかわかりませんが、私がこのコメントを書いている時点ではもう出来上がっているのでわかっているこ とを言いますが、この大黒柱の設置にはビルダーさんも木材屋さんも苦労されたと思います。選びなおしも何度かあったようです し、技術的なものや、法的な問題への対策、劣化や木の暴れへの対策など、そして何よりもこの家の象徴であり主の象徴である存 在を表現しなければいけないという、プロとしての責任を感じる仕事だったのではないかと推察されるのです。
勿論感じない人は感じないわけで、それは見ればすぐわかります。この部分だけをとってもいいビルダーを選んだなあと思います ね。

21章「完成」

長かった家作りもいよいよ終盤を迎える事となった。問題もコンクリートの土台と柱のズレも自然石を貼る事で解決、薪ストーブ の雰囲気とピッタリ合って全く違和感のない(とてもごまかしたとは思えない!)仕上がりになった。オープンハウスには我らの 前田先生も来て下さって大いにお誉めの言葉を頂き嬉しい限り。 ここまで来るのに本当にたくさんの人の手が入っている。作り手の顔が見えて、作ってる途中が見えてという過程は注文住宅なら ではだ。それだけ家への愛着や思い入れも変わってくる。正直業者さんのお茶出しとかは決してマメにして方ではなかった。現場 は自転車ではちょっと遠く、子供がいてはなかなかままならない所があり、業者さんには申し訳なかったが数える程しか差し入れ はしていない。着工前はお茶出ししないと手抜きをされるよ、とか毎日行かないと、などと色々耳にしたが決してそんな事はない 。大工さんも図面にない補強材とかをガンガン入れてくれて、窓にする所にまで筋交いが入っていて、「あとで取ります」と社長 さんが苦笑いして言った事もあった。
とにかく社長さんが誠実な人だ。社長さんが言っていたが「基礎のコンクリートの幅を1cm小さくするだけで、食洗器や浴室乾燥 機分の予算は余裕ででるんです。だから建売りは、そこを削って、見える部分に予算をかけてるんです。もちろん法律の範囲内で の事ですけどね」と。決して建売り批判ではないが結局それは利に叶った話だと思う。我が家が4人家族だったら…と考えると建 売りを講入していた可能性は十分ある。チラシなんか今見ても豪華だよな〜と思ってしまう。ただ設備は年々古くなり買い替え利 くが、基礎はそう簡単には替えられない。人それぞれ考え方はあるがやはり作り付けの食器棚や浴室乾燥機より基礎を1cm太くす る事を私たちは選んだ。
とにかく基盤はしっかりとしたものが出来上がり、これから私たち家族がどう住んでいくか?という所に焦点が移項していく。家 具やカーテンは新調したいがとてもその余裕は残っていない。でも器がしっかりしていれば多少古い家具でも工夫しだいで良く見 えるはず…と思う。家族が多くそれなりに物も増えるだろうから生活感のないモデルルームのような住空間にはできないが、雑然 とした雰囲気が似合う家にしたい。 DIYでちょっとした棚を作ったり家具を塗り替えてリフォームしたりしてあとは手作りローコストを目指している。あとは引っ越し をするのみ!のはずだったがここで思いもしないトラブルがおこった。

はい、基礎の話だけではなくて、手を抜く、までいかないまでも「本当はこうしておいたほうが家のためにはいいんだけれど、見 えるところじゃないし違法行為でもないわけだから、ここでコストを抑えよう」ということが住宅の場合容易にできるわけです。
建売全てではないのはいうまでもありませんが、「安いけど結構内容はいいよね」と思えるモノの多くはそうです。ただ注文 住宅なら安心ということではありません。ほとんどのお客様は建築の知識なんてありませんから「見てもわからない」わけです。
どうしたら?・・・・はい、そのとおり!

22章「主人の気持ち」

今回の家作りは棟上げ以降はほぼ私が1人で仕切っていたようなものだった。
7月末に全国規模の大きなイベントがあって主人はそれに携わっていた。そのため4、5、6、7月と毎日午前様。6月からは休 みも1日もなかった。一応以前も触れたが、事細かく説明はしていた。が疲れて帰ってきている主人は聞く耳持たず。私の言って いる事を半分も聞いてないな〜とは感じていた。現場に顔を出したのも4ヶ月間のうち3回ほどだ。完成しても主人がすぐ見に来 る事はなかった。
オープンハウスが終わり、2ヶ月ぶりに休みの日に家族で初めて見にいった。その日はカーポートの取付の立ち会いにたまたま社 長さんも来てたので丁度よかったと思った。中に入って感激の言葉と社長さんへのお礼の言葉が出るのかと思いきや、最初に発し た言葉は「薪ストーブの向きがおかしい」だった。しかもその部分は念入りに打合せをして、「蒔ストーブの位置はこっちよ」と 私が2、3回念を押したところだった。次に2階踊り場、吹き抜けに面した手摺。「ここは格子がよかった。おかげで柱が生かさ れてない」と。ここも子供が下に物を落とすといけないから壁にするよ、と確認した。極め付けは寝室の壁紙「趣味が悪すぎる。 いやがらせでしただろう」と言われた。壁紙チェックをしてもらったとき「この部屋だけどうかな?」とは言われたので「ここだ けでも決めて」と決めてもらおうと思ったのだがそれはしないのだ。最終的には「いいんじゃない」的に曖昧に終わったのでその まま進めた。私は寝室を意識してちょっと子供部屋とは雰囲気を変えたかったし電気屋さんも明るすぎない照明を選んでくれてい たのに挙げ句の果てには「ここが寝室っていう意識はなかった」と言い出し「照明も何か暗いと思った」と。確かに子供が小さい うちはみんなで寝るから大きい部屋を寝室にして、その間は主人の部屋にでもして、いずれは夫婦の寝室として使って、子供に個 室がどうしても必要な時は子供部屋にしよう、と話していたのに、もう自分の書斎という意識しかなく「落ちつかない書斎だ」「 この壁紙を選んだ意図がわからない。適当に選んだだろう」とか、ボロクソ言われた。一部壁紙の種類を変えてみたりと冒険した 事は事実で大成功かと言えばそうでもない事も認める。でも十分ファブリックで雰囲気は作り出せる範囲だと思うのだが相当ダメ みたいだ。とにかく「気に入らない」の連発で社長さんにお礼の言葉もなく私とも険悪なムードのな中マイホームを後にした。

ここらへんはノーコメントで流しましょうかね・・・。

最終章「果たして成功?」

最終章にしてはなんとも悲しいタイトルになってしまったが正直に言って主人が最後にこのような気持ちであの家に入るのは私も イヤだった。直せる所は直してもらったら、と言ったが当然お金がかかる。
社長さんと相談してどうしても気になる手摺と壁紙だけでも3、40万はかかってしまう。主人は少し反省した様子で「ちょっと 言い過ぎた」と言ってくれたが「まあ、俺の家じゃないと思えば…」とか「60点は取れてるから…」などと口にしてると言う事 は全然納得してないと言う事だ。あの家が60点とは何ごとだ!!直す、直さないも毎日変わる。引っ越しの日が決まってからも 「やっぱり直したから」と言ったかと思うと「やっぱり口出すべきじゃなないよな」となったりで私もいささか困惑気味だった。 そして最近は「家にもっとかかわっておけばよかった…」「実はおまえが羨ましかったのかも知れない…」と弱気になったきた。
家に対してそんな気持ちだったら家の方から遠ざかっていく。風水的には今年からよくない年回りだからそれを頭に置いて慎重に 進めてきたつもりだった。主人を中心に…と思ってきたつもりだったが最後の方は私が強引にした所もある。ただひとつだけ主人 には言いたい事があった。社長さんや設計士さんにまずお礼と感謝の言葉でしょう、と。気に入らない所を指摘するのは、それの あとだったのじゃないかなと思う。主人は気に入らない所を言うのは今さら失礼な事だよな、と言っていたがそれなら、ありがと うございました、の一言もないあなたは人間としてどうかと思う、と。それと直したい所は別問題。現場に行けなかった主人を誰 も責めていないのに、自分はどうせ現場に足を運んでないから…という引け目とそれでも家族の為に仕事をしてて、家どこじゃな かったんだ!という気持ちが入り乱れていささかひねくれてしまっていたようだ。
落ち着いて話をする時間もあったので色々すれ違いも部分をひとつひとつ解決し、お互いいくらかは納得した。ただ…壁紙だけ納 得できないようでこちらは張り替えを交渉中。
はやり風水でいうところの年回りというのは多少ならずとも関係するのかな?と思った。昇進、大きなイベント、主人曰く「タイ ミングが悪すぎた」と。主人には申し訳ないけど年回りが悪い割にはこの程度で済んでよかった…と、考えるとしよう。

さて!次回からは実際住んでみての実録編がはじまるよ〜(前田さんにも何も言ってないのに!!)

9月中旬頃にはまたお会いできると思います!

と、完全に主導権が移行しておりますが、それはいいでしょう。
最後にシビアな問題発生という感じですが、これは時間が解決してくれます。本人たちはこれからずっと住むのにこれでは・・・とい う思いでしょうけど・・・、それが欠陥といえるような内容(施工的にもプラン的にも)であれば別ですが、原因が「心」の問題だか らです。
別に双方叉はいずれかに心の問題があるということではなくて、家ができると皆ある程度は「ブルー」になるのです 。そしてだんなさんのほうが顕著にあらわれることがほとんどです。
造り手は、出来上がって喜ぶお施主さんの笑顔がなによ りもうれしいわけですが、実際には引渡しのときに飛び跳ねんばかりの旦那さんなんて一度も見たことがありません。
Tさんの場合がそうだと断定はできません。お仕事が忙しくてコミュニケーション不足だったこともあるでしょう。
さて、とにもかくにもできました。先述のとおり私も見せていただきましたが素晴らしい家です。
とりあえずまだ続くようなので、締めませんがひとまず第1部完ということで・・・。

当時はまだ隣のマンションも工事中でした。
異様なのは中央のコンクリート柱です。電柱が折れたのではありません
上棟日ですね。手前におられるのはご主人でしょうか?
見て下さいこの迫力ある大黒柱!
そしてこんな素敵な家のできあがりです!

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